ハゲるから帽子をかぶらないのはNG!AGAと頭皮の蒸れは無関係!
よく帽子やヘルメットをいつもかぶっている人はハゲやすいと言われますが、これは迷信です。正確にいえば、AGAに関しては全く関係がないということです。もちろん、帽子をかぶると汗をかいて頭皮が蒸れるので、毛穴に汚れが詰まりやすくなり、それが抜け毛を招くことはあります。けれども、AGAの原因は頭皮の蒸れが原因では起こりません。
- AGAのしくみ
男性の薄毛の約9割はAGAによるものだと言われています。そしてAGAの原因は男性ホルモンです。男性ホルモンが5αリダクターゼという還元酵素の働きで、デヒドロテストステロンという脱毛ホルモンに変換されます。このホルモンが毛根の奥の毛母細胞と言う毛を作りだす細胞に働きかけることで脱毛を招くのです。つまり、AGAは、体内で起こることなので、帽子のような外的な要因によって起こるものではないということになります。
AGAと帽子は関係がないということはわかりましたが、やはり帽子による頭皮環境の悪化は避けられません。
- 悪い帽子のかぶり方
・長時間かぶったままでいる
・風通しのよくない素材の帽子
・室内に入ってもかぶり続ける
・しめつけがきつい帽子をかぶる
このようなかぶり方では、帽子の中が蒸れ、必要以上に皮脂が分泌され、雑菌が繁殖しやすい状況を作ってしまうのです。特に元々汗をかきやすい人やオイリータイプの人は要注意です。また、締め付けが強い帽子は、頭皮の血行を悪くするので、毛根への栄養が滞ってしまいます。
- よい帽子のかぶり方
・汗をかいたら帽子を脱いでこまめに汗を拭きとる
・帽子を定期的に洗い、清潔にする
・通気性のよい素材の帽子を選ぶ
・頭回りに少し余裕があるサイズを選ぶ
帽子はきちんとかぶれば、暑い日差しから頭皮を守ってくれたり、寒い冬には防寒にも役立ちます。