アミノ酸が不足すると薄毛になる?薄毛予防の3つのポイント!
アミノ酸といえば、たんぱく質を構成している成分で私たちの身体にはなくてはならないものですね。食事から摂取したたんぱく質はアミノ酸に分解され、身体のさまざまな部分に吸収されていきます。さらにアミノ酸は再分解されてたんぱく質を合成することもできる優れものです。たんぱく質を食事からしっかりと摂取していれば、アミノ酸が不足するということはないのですが、たとえば、ダイエット、偏食などによって十分摂取できず、アミノ酸が足りなくなることもあります。そして、アミノ酸が不足すると薄毛を招くこともあると言われているため、抜け毛が気になる人は注目しているようです。
- アミノ酸と抜け毛の関係
通常、私たちの毛髪は1日に100本程度抜け落ちています。髪にはヘアサイクルがあり、休止期に入った髪が自然に抜けることになります。けれども、中にはしっかり成長する前に抜けてしまう毛髪もあるようです。そしてその原因がアミノ酸不足と深い関係があるというのです。髪の成分はたんぱく質。99%がアミノ酸からできているので、その材料であるアミノ酸が不足すると髪が十分成長できず、そのまま抜けてしまったり、痩せ細ってしまいます。また、加齢によってたんぱく質からアミノ酸を合成する働きが弱くなっていくことも、年齢を重ねると薄毛の人が多くなることと関係しているといえるでしょう。
そこで、アミノ酸を不足させないようにして、薄毛を予防するための3つの方法をご紹介します。
1.ダイエットや偏食をしない
偏食やダイエットによる偏った食事はたんぱく質が十分摂取できず、アミノ酸が不足することがよくあります。たとえダイエット中でも、できるだけたんぱく質は摂取するようにして、糖分や脂質を抑えることが大切です。
2. 間食を上手に取り入れる
特に肉体労働やアスリートなど、過度に体を使ったり、激しい運動をする人は、通常よりも多くのタンパク質が必要です。ですから、これらの人は、できるだけ食事の量を増やしたり、意識的に良質なたんぱく質を摂るような食事を心掛けましょう。よくアスリートの人がプロテイン(タンパク質)を摂取しているのはそのためです。
3.胃腸の働きを改善する
せっかく良質なたんぱく質を摂取しても、それらを消化、吸収するための胃腸の働きが悪いとアミノ酸を増やすことができません。ですから、まずは胃腸がしっかりと機能できるように善玉菌を増やしたり、胃腸の粘膜を強くするビタミンAを多く摂取するとよいでしょう。