遺伝子でAGA発症リスクがわかる!遺伝子検査ってどんなもの?
自分が将来薄毛になるかどうかは、とても気になるところ。でも、もし事前にそれがわかるとしたら…早くから対策し、適切な予防によって、進行を遅らせることができるかもしれません。また、すでに薄毛が始まっている人にとっても、それが遺伝によるものなのかどうかを知れば、対策に役立つはずです。
そんなことができるのか…
確かに遺伝を調べるのはややこしそうですし、わかる方法があっても大変そうというイメージがありますが、実は比較的簡単に検査することができるのです。それが「遺伝子検査」。検査の方法にはAGA専門クリニックで受ける方法と自宅に検査キットを郵送してもらう方法がありますが、今回はクリニックの遺伝子検査についてご紹介しましょう。
・AGA遺伝子検査で何がわかるの?
①AGA発症リスク
遺伝に関わる遺伝因子を受け継いでいるかどうかを知ることで、薄毛が発症するかどうかを知ることができます。専門用語では「アンドロゲン受容体」とよばれる男性ホルモンの中でもAGAに大きく影響する「アンドロゲン」を受け取る受容体の感受性の高さを調べることで、薄毛の発症リスクを予測します。
②フィナステリドの感受性
一般的に使用されるAGAの薬フィナステリドの効果が得られるかどうかがわかります。この薬は、ほとんどの場合、まずクリニックや自分で薬を購入する際に使う代表的な薬なので、それが自分に合うかどうかを知ることはとても有意義です。
・AGA遺伝子検査を行っているクリニック比較
遺伝子検査はどのAGAクリニックでも受けられるわけではありません。現在、遺伝子検査が受けられるクリニックは、下記の3店舗です。クリニックによって料金、採取部位、結果がわかるまでの期間にはそれぞれ違いがあるようです。
銀座総合美容クリニック | ルネッサンスクリニック | メンズヘルスクリニック | |
料金 | 19,440円 | 20,088円 | 20,520円 |
採取方法 | 血液 | 口内粘膜 | 血液 |
結果までの期間 | 約3週間 | 約2週間 | 約1ヵ月 |
・検査結果の信頼度
そこで気になるのは、検査結果の信頼度ではないでしょうか。以前、「日本人類遺伝学会」がこのような遺伝子検査に対して疑問を投げかけたこともあり、どのくらいの信頼性があるのかは気になるところです。けれども、AGA遺伝子検査に限っていえば、遺伝子を科学的にしっかりとした機関で調べているため、信頼性は高いといえます。
遺伝子検査の結果はあくまでもAGAになるリスクがどれくらいなのか、また薬の効果が期待できるかを医学的に判断するもの。つまり、リスクが少ないという結果が出たからといって、全く薄毛の可能性がゼロではありませんし、反対にリスクが高いという結果でも、早めの対策や生活習慣などによって、発症を予防したり、進行を遅らせたりすることもできるのです。また、費用が高めであることも気になるかもしれませんが、遺伝子は生涯変わることがないので、検査は一生に一度受けるだけでOK。それが2万円前後なら、それほど高くはないはずです。