今すぐチェックを!赤い頭皮は薄毛の危険度MAX!?
髪が豊富にある時は、頭皮の色を注意して見る人はあまりいないかもしれませんが、実は頭皮の色は、髪や頭皮環境をチェックする上でとても重要です。ズバリ、気になる薄毛の危険度がチェックできるのです。ただし、一時的に血行がよくなる運動の後やお風呂上りなどは正しくチェックできないので避けてください。特に「最近抜け毛が多い」「薄毛が気になる」という人は頭皮の色をよく観察することをおすすめします。
頭皮の色による危険度比較
色 | 青白い頭皮 | 黄色い頭皮 | 赤い頭皮 |
危険度 | ★☆☆ | ★★☆ | ★★★ |
状態 | 健康な頭皮です。今すぐに薄毛になる危険性は限りなく低いといえます。 | 危険信号です。薄毛予備軍の状態です。食事やヘアケアに気を付けることで改善の余地があります。 | 危険度MAXです。すでに薄毛が始まっているか、急速に薄毛が進行するはず。すぐに対策する必要があります。 |
どうして頭皮が赤くなるの?
頭皮が赤くなる原因はいろいろあり、大きく分けると「生活習慣の乱れ」と「間違ったヘアケア」に分けられます。
生活習慣の乱れ
・皮脂の過剰分泌
・ストレスによる毛細血管の収縮
・肥満による血流の低下
間違ったヘアケア
・シャンプーのすすぎ不足
・シャンプー剤が合わない
・育毛剤の刺激が強すぎる
・シャンプー時のゴシゴシ洗い
赤い頭皮ってどんな状態なの?
イメージ的には、青白い頭皮は血行が悪そうですが、実際には赤い頭皮の方が血液の流れが悪く滞っている状態です。頭皮には無数の毛細血管が張り巡らされていて、毛母細胞に栄養を運んでいるのですが、この流れが悪いと十分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。さらに、赤く盛り上がった頭皮は、何らかの炎症を起こしていることも考えられますので、非常に危険な状態です。
赤い頭皮から抜け出すには?
頭皮が赤い状態からは一刻も早く抜け出さなくてはなりません。残念ながら赤くなった頭皮は放っておいても青白い健康な頭皮に戻ることはありません。当然ですが、何もしなければ、薄毛は進行し、取り返しのつかないことにもなりかねないのです。ですから、頭皮が赤いことに気付いた時は、すぐに血行を改善し、炎症を抑える必要があります。ただし、頭皮に触れただけで痛みを感じる場合は、自己対策では改善が難しいので、皮膚科を受診することをおすすめします。自分でできる対策は以下の通り。
・正しいシャンプー法を実践
・肥満を解消
・ストレスを溜めこまない
・刺激の少ないシャンプー剤や育毛剤を使う
正しいシャンプーの方法
シャンプーは毎日していますが、本当に正しくシャンプーしている人は以外に少ないのかもしれません。そこで、赤い頭皮を改善するために欠かせない、正しいシャンプーの方法をご紹介します。
①ブラッシング
目の粗いクシやブラシで髪のからまりをほぐします。髪の汚れが落としやすくなるほか、シャンプーの泡立ちもよくなります。
②予洗い
シャワーで髪を濡らします。少しぬるめのお湯で髪に付いたほこりや汚れを洗い流しましょう。この予洗いで8割ほどの汚れは取り除くことができます。
➂泡立て
シャンプーは直接地肌に付けず、まずは手のひらで軽く泡立てます。
④頭皮を揉み洗い
指の腹を使って頭皮を揉むように洗います。この時、決してごしごしと力任せに洗わず、生え際から頭頂部に向かって優しく洗いましょう。
⑤すすぎ
すすぎは十分すぎるほど時間をかけます。すすぎ残しがあると地肌がかぶれたり、毛穴が詰まり、抜け毛を招くこともあります。ここで、薄毛対策のポイントとして頭皮マッサージをご紹介しましょう。生え際から頭頂部へかけて円を描くようにマッサージします。シャワーを頭皮に当てながら行うのがおすすめです。マッサージは毛穴の詰まりを取り除き、血流をスムーズにしてくれますよ。
⑥コンディショナー
リンスやコンディショナーを使う場合の注意点は、頭皮につけず、毛髪だけにつけること。少し時間を置いて馴染ませたら、残らないようにしっかりと洗い流します。
さあ、まずは自分の頭皮の色をチェックしてみましょう。そして、黄色がかったり、赤みがかっていた場合は、すぐに対策することが大切です。ただし、痛みがあったり、明らかに炎症を起こしている場合は、自己判断せず、皮膚科を受診して適切な処置を受けましょう。